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簿記に人生を救われた話

こんにちは!ルナの主(あるじ)です。

今回は自分が簿記を取得することになった経緯や、取得してからの社会人人生についてお話していきます。

大げさではなく「簿記を取ってなかったら人生終わってた」と思います・・・

「これから簿記を取ろうと思っている人」や「簿記って本当に役に立つの?」と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。

雑記のようになってしまうと思いますが、宜しければ最後までお付き合いください。

大学生~フリーター編

話は私が大学生だった時にさかのぼります。

当時の私は趣味の音楽にどっぷりと浸かっており、勉強ではなくバンド活動をするために大学に通っていました。

若かりし頃の私は将来のことなどロクに考えもせず、なんとなく「バンドで食べていければ良いな」と思っていました。

そんな調子なので勉強はほとんどやらず、単位も半分程度しか取れていないような状況でした(ちなみに専攻は簿記とは全く関係なく、工学部で電気電子工学を専攻していました)。

結局、留年を2回して5年目の途中で大学は中退することにしました。

中退することを父に相談した時に「大学は辞めるのは構わないが、手に職がないと将来困ることになるから、簿記を取れ」とアドバイスをもらいました。

父は大学卒業後ずっと税理士事務所で勤務していたため、私に簿記を勧めてくれたのです。

これが私と簿記の出会いです。

その後、フリーターとしてアルバイトをしながら音楽活動をしつつ、父の勧めの通りに簿記を勉強する、という生活が始まりました。

残念なことに音楽の才能はなかったため、27歳くらいの時にその道は諦めることになりましたが、簿記の方は勉強を続けて独学で日商簿記1級を取得することが出来ました。

これが次の就活編で大いに役立ってくれました。

就活編

音楽で食べていくことを諦めた私は「せっかくなら簿記を活かして経理になろう」と考えました。

そこから就職活動を始めることになるのですが、予想外の展開となりました。

すでにお話しした通り、私は大学も5年通った挙句に中退しており、中退後もフリーターだったので社会人経験はほぼゼロのようなものでした。

正直、就職活動では相当苦労することになるだろうと考えていました。

が、思いのほかあっさりと、希望の経理職に正社員で就くことができました。

売上規模は200億程度、経理職員も15名ほどいる、それなりに大きな会社でした。

就活の期間は1ヶ月程度で、応募した企業数は一桁だったと思います。

すんなりと就職することが出来たのは言うまでもなく「日商簿記1級」の資格を持っていたからです。

父に言われるがままに勉強していただけだったので、合格した時は「こんなの役に立つのかな?」と半信半疑でしたが、簿記資格がいかに有用であるかをこの時に痛感しました。

この後の社会人編でも簿記は大いに活躍してくれました。

社会人編

無事に正社員として就職することができた私は、経理マンとしてのキャリアをスタートさせることになります。

実務経験はゼロだったので、初めは入金消込のような初歩的な業務からのスタートです。

資格のパワーを感じた私は、さらなるステップアップとして税理士試験にチャレンジすることにしました。

税理士試験を受けるには受験資格が必要なのですが、日商簿記1級を持っていると受験資格になることも大きかったです。

正社員として働きながらの資格勉強は相当ハードでしたが、幸い簿記論、財務諸表論と順調に科目合格することが出来ました。

税理士試験に挑戦していることは職場の同僚や上司にも伝えていたのですが、そのおかげで税金計算や税理士法人対応等の難易度が高めの業務も任せてもらえるようになりました。

その経験を元に転職活動をし、上場準備企業の経理責任者候補として転職をすることになります。

転職先では上場準備に携わっていたのですが、幸運にもIPO(新規上場)を達成することができ、かつ、自分のスキルが認められ正式に経理責任者を任せてもらえるようになりました。

実はバンド活動をしていた際に借金が200万円ほどあったのですが、責任者になったことでお給料もアップしたので借金も無事返済できました。

簿記を取得したおかげで、27歳までフリーターだった私でも就職することができ、次の資格にもチャレンジすることができ、難易度の高い業務を任せてもらえるようになり、キャリアアップにも繋がりました。

もし簿記を取得していなかったら、私の人生は全くの別モノになっていたと思います。

簿記を勧めてくれた父には本当に感謝です。

 

最後に、簿記を勉強しようか悩んでいる方にメッセージです。

絶対取りましょう。簿記には人生を変える力があります。

ここまでお読み頂きありがとうございました。